ドクターズインタビュー

福岡市南区にある「すみれ歯科医院」。
歯周病治療を専門に学び、多くの患者を治療してきただけでなく、新たな治療法の研究にも取り組んできた院長に
歯科医院を開業したきっかけや力を入れている治療内容などについてお聞きしました。

父の姿を見て憧れた幼少時代
人の役に立てる医師に
なりたいと思った

Q なぜ歯科医師になろうと
思ったのですか?

なぜ歯科医師になろうと思ったのですか?

私の父が歯科医師であったことが大きな要因です。

仕事をしている姿を実際に見ることはありませんでしたが、休みの日にも症例ビデオを見て研究する姿を見ており、「休みの日でも人のために勉強をしているなんてすごい」と思っていたことを覚えています。

私自身も、そんな父のような歯科医師になりたいと思っており、自然と医師になる道を選んでいましたね。

Q 大学(大学院)では歯周病学を
学んでおられたのだとか

そうですね。
口の中の病気は、時に体のあらゆるところに影響を及ぼします。
「口の中とは全く関係のないところで起こった病気の原因が、歯周病菌によるものだった」ということも珍しくありません。
特に、糖尿病や心筋梗塞などは、関わりが強いと言われています。

そういったことから、口の中の治療をすることが全身の健康に大きく関係しているというところは、歯科医療にはまだまだ可能性があると感じていました。

Q 「歯周病学」の研究とは
どのようなことを
されたのですか?

歯周病は、簡単にいうと「歯を支えている骨が溶けてしまう」病気です。
一度溶けてしまった歯は戻ることがありませんので、治療するためには抜歯が基本となります。

ですが、「溶けてしまった歯を戻すことはできないのか」を考えるようになり、新しい治療方法としてできることがあるのではないかと思ったことで、その方法を模索する日々が続いていました。

歯周病は、成人の8割が罹患すると言われる病気ですから、歯周病によって歯を失う方を一人でも減らしたいという思いでしたね。

「人の役に立てている」
「喜んでもらえている」
どんどん治療に対する思いが
強くなった。

Q 大学での研究から開業に至った
理由はなんですか?

日々、歯周病の新たな治療法を研究したり大学病院での診察に携わる中で、診療に対する思いが強くなっていったことが大きな理由でしょうか。
元々、父のような医者になりたいという思いがあったこともあり、自分がこれまでに学んできたことや身につけたスキルを活かして、開業しようと考えました。
そんな中で、この地で歯科医院をやっていた先生から「歯科医院を引き継ぐ」というお話をいただくことができたため、開業を決意したのです。

Q 治療において大切に
していることはなんですか?

歯科治療では、「再治療」を行うケースが多く見られます。
以前治療をした箇所で同じ箇所が病気になり、再度治療を行うといったケースです。
定期的にメインテナンスを受けている方でもホームケアがとても大事になりますし、数ヶ月振りに歯医者に来れる方などは、虫歯治療から歯周病の発見などの何らかの口内トラブルが起こっているケースがあります。

口の中の菌は、自分で目に見えるものではありません。
定期的な検診を受けることによって、自分の口内環境をしっかりと把握しておけば、どういった対策を取れば良いのか、日々のメンテナンスで気をつけるべきところがどこかを理解することができます。

当院では、拡大鏡などの機器を活用しながらご本人に「口の中のこと」に興味を持っていただけるような治療を行うことを大切にしています。

また、どの治療においても「健康な歯を削らない」ことはとても意識しています。
少しでも自分の歯をキープすることは、とても大切であると考えているからです。

Q 患者様の傾向や最近増えてきた
お悩みはありますか?

当院には幅広い年代の方が来られているのですが、特に多いのは子育て世代の方ですね。

当院は予約制ですので、事前にご予約をいただく際に症状やお悩みなどをお聞きするのですが、痛くなる前の検査、つまり予防のための検診を希望される方がとても多いです。
みなさん、ご自身やご家族の歯の健康をとても意識しておられるのだと感じ、驚いたと同時に嬉しかったですね。

予防以外では、矯正歯科や過去に保険治療で治したものを自費治療でできる素材に変えたいという方もおられます。

地域の皆様の
「歯のかかりつけ医」として
お口の健康を
トータルサポートしていきたい

Q 患者様と関わる上で大切にしていることを教えてください

まず、患者様の目線と立場を常に考えるようにしています。
「専門用語を使わない」「わかりやすく丁寧な説明を心がける」「ネガティブな気持ちにならないような言葉選び」など、こういったことはできるだけ意識しています。

そうすることによって、患者様の「歯科治療」に対するイメージを前向きにしていき、健康的な歯をキープしていただきたいからです。

また、私たちの服装についてもあえて白衣を着ることはせず、清潔感のある普段着に近い格好で診察するようにしています。
医師の外見一つとっても、患者様からのイメージは大きく変わるものですから、できるだけ同じ目線で関われるようにしたいと考えています。

Q 患者様へのメッセージを
お願いします

歯科治療を受けるということは、どうしても「怖い」というイメージだったりハードルが高くなりがちです。

私たちは、治療から予防まで患者様のお口の健康をトータルサポートする存在として、ご高齢の方からお子様までしっかりと向き合って治療をしております。
まずは、ご自身の口内環境に興味を持っていただき、一本のご予約をいただけたらと思います。

当院に来ていただけましたら、そこからの診断や検査などは私たちにお任せください。
患者様お一人おひとりの分析を丁寧に行うことで、最適なご提案をさせていただきます。

もちろん、患者様の「治そう」「良い状態をキープしよう」という思いが何よりも重要ですので、患者様と私たちがしっかりとタッグを組めればと思います。

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